Internalmedicine
内科診療
内科診療について

当院では、風邪や胃腸炎などの急性疾患から、呼吸器疾患・循環器疾患・消化器疾患・高血圧や糖尿病などの慢性疾患や生活習慣病まで幅広く診療しております。
また、感染症・アレルギー疾患・膠原病・内分泌疾患、などの疾病も各種検査を併用して適切に検査、診療しておりますので、どなたでも安心して受診いただけます。
診療対象疾患例
呼吸器系疾患
気管支喘息
気管支喘息とは、気管で慢性的に炎症が起こることで、呼吸困難や咳、喘鳴といった症状が発生する疾患です。
夜間から早朝にかけて症状が出やすいため、治療薬の常備が好ましい疾患です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、肺気腫や慢性気管支炎などを合わせた疾患の総称です。
喫煙習慣のある方に発症しやすく、近年死亡率が高くなりつつありますので、特に喫煙歴のある方は早目の受診をおすすめします。
陳旧性肺結核
陳旧姓肺結核とは、症状が治まった結核で、排菌が確認できない、症状の進行が見られない結核を指します。
結核は菌の感染によって発症しますが、陳旧姓肺結核では、排菌されていないため空気感染などの心配はありません。
ただし、適切な処置を受けていない場合は、そこから再発する事があるため、医療機関で適切な検査や処置を行うことが重要です。
循環器系疾患
不整脈
不整脈とは、様々な要因によって、心臓の脈拍が不規則になる疾患です。
心疾患を患っている方は特に不整脈になる可能性が高いですが、他にもストレス、疲労、飲酒、喫煙など、日常生活の中にも要因となりうる原因が潜んでいます。
狭心症
狭心症とは、冠動脈が痙攣して狭くなってしまい、心臓の筋肉(心筋)に十分に血液が届かなくなることで、心臓の筋肉が酸素不足になり胸痛や胸部圧迫感を感じる疾患です。
症状を頻繁に感じるほどまで症状が進むと重篤な状態になることがあるので、早めの受診をおすすめします。
陳旧性心筋梗塞
陳急性心筋梗塞とは、心筋梗塞発症後31日以降のものを指します。
抗血小板製剤(血液をサラサラにする薬)の服用や定期的な検査が必要となります。
消化器系疾患
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃潰瘍・十二指腸潰瘍とは、胃壁や粘膜で炎症が発生し、一部の粘膜が欠損している状態を指す疾患です。
胃を守る粘液と胃酸のバランスが崩れることで発症します。
腹痛や胸やけ、呑酸といった症状がよく見られます。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは、胃酸を含む胃の内容物が胃から食道に逆流する事で食道壁に炎症を起こす疾患です。
食道には胃に比べて胃酸から臓器を守る粘液が少ないため、発症と同時に胸痛や胸やけや呑酸などの症状を感じる場合が多く、繰り返し続く事で食道の粘膜がただれたり、潰瘍が出来てしまう事があります。
生活習慣病関連疾患
高血圧症
高血圧症とは、心臓から送り出された血液の血管内側を押す力が高すぎる状態を指します。
自覚症状がほとんどなく、原因としてさまざまな循環器系疾患が隠れていたり、食生活や喫煙などの生活習慣が原因となることがあるため、定期的な健康診断でチェックし続けることが重要です。
糖尿病
血液中にはブドウ糖(血糖)が含まれており、この糖の量が多くなってしまう疾患です。
本来は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが血糖の量を一定の範囲で抑える働きを担っていますが、この機能に異常が生じた場合に発症しやすくなります。放置しておくとさらに深刻な疾患につながるため、必ず医療機関での診療が必要です。
高脂血症
高脂血症とは、血液中に含まれる中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)などが増えすぎた状態を指します。
遺伝的な素因が原因となることもありますが、多くは食生活、運動習慣、過度なストレスといった生活習慣に起因します。
そのため、治療には患者様自身の生活習慣の見直しも必要となる事があります。
痛風
痛風とは、血中の尿酸濃度が上がってしまう事で関節などに尿酸の結晶ができて炎症を引き起こし、手足などの関節に痛みを感じる疾患です。
体を動かすことで炎症を起こしている部位が痛みますが、関節近辺に炎症があるとほんの少しの動きでも痛みを感じます。
アレルギー疾患
花粉症
花粉症とは、体内に入り込んだ花粉に対して、過度の免疫反応が起こることで、くしゃみや鼻水といった症状がでるアレルギー性疾患です。
原因となる花粉としては、特にスギやヒノキに多く見られますが、季節に応じて原因となる花粉はさまざまです。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは、何らかの原因でくしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が引き起こされるアレルギー性疾患です。
このアレルギー性疾患の中で、原因が花粉にあるものを花粉症と呼び、それ以外の原因で引き起こされるもの全般がアレルギー性鼻炎と呼ばれます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、皮膚に痒みを伴う炎症が発生する疾患で、痒みに耐えられず繰り返し患部を掻いてしまうことで皮膚がめくれるような症状が見られます。
アレルギー体質の人や皮膚のバリア機能が弱い方に発症しやすく、痒みと炎症の迅速な沈静化と原因の除去が重要です。
皮膚疾患
痤瘡(ニキビ)
痤瘡(ニキビ)とは、毛穴の中でアクネ菌による炎症が起こる疾患です。
毛穴が詰まってしまうと日常的に毛穴から分泌される皮脂などが毛穴から出ていくことができなくなり、蓄積されることで炎症が起こりやすくなるため、新陳代謝の活発な若い方によくみられる疾患です。
老人性乾皮症
老人性乾皮症とは、皮脂などの分泌量が低下し、水分保持機能の低下することで皮膚が乾燥した状態になっている状態を指します。
肌の水分が少なくなることでバリア機能も低下するので痒みを伴うこともあり、白いふけ(小さな皮膚片)も目立ったりしてしまいます。
肌の保湿を行うことが重要な疾患です。
その他
貧血
貧血とは、血中に含まれる鉄分が少なくなった場合や腎機能が低下した場合に起こります。
立ちくらみや息切れ、めまい、頭痛などが症状として現れます。
膠原病
膠原病とは、特定の病気書名称ではなく、複数の病気の名称です。
リウマチ、全身性エリテマトーデス、血管炎というような疾患が代表的な疾患群で、免疫機能の異常によって併発しやすい疾患です。
甲状腺機能異常
甲状腺機能異常とは、血中の甲状腺ホルモン作用が不安定になる状態を指します。
甲状腺機能異常になると、代謝の悪化、月経異常、不妊、流産、早産などの疾患に繋がることがあります。
脳梗塞後遺症
脳梗塞後遺症とは、脳梗塞になってしまった方が、運動神経や感覚神経の麻痺や言語障害、高次脳機能障害といった脳梗塞によって引き起こされた症状が遺る状態を指します。
脳梗塞の治療や、その後のリハビリを適切に行うことが後遺症を発症しないためにはとても大切です。
めまい症
めまい症とは、立ち上がったり頭の位置を動かすだけでふらついてしまう状態を指します。
平衡感覚に関係する三半規管に耳石が入り込むために発症することが主な原因と考えられています。
不眠症
不眠症とは、様々な原因によりきっちりとした睡眠が取れない状態のことです。
不眠症には複数の種類があり、入眠障害(寝付きづらい)、中途覚醒(睡眠中に何度も目覚めてしまう)、早朝覚醒(起きる時間が早く、二度寝できない)などがあります。
腰痛症
腰痛症とは、腰に痛みを感じる疾患のことですが、原因はさまざまです。
椎間板ヘルニアや腰部脊柱狭窄症のような、腰椎に直接影響を与えるものや、臓器や血管の病気のために腰部に痛みを感じるものなどがありますので、原因特定のためには医療機関での検査が大切です。
肩関節周囲炎
肩関節周囲炎とは、一般的には五十肩と呼ばれる症状のことで、肩関節を動かす際に痛みを伴い、可動域の低下が見られます。
主な原因として、肩関節やその周囲の軟骨や靭帯などの組織に炎症が起こる事が痛みの要因となります。
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨密度が低下し、骨がスカスカになってしまうことで、骨折などをしやすい状態になってしまう状態を指します。
はっきりとした自覚症状はほぼありませんが、ちょっとしたことで骨折したり、身長が縮んでしまうといった症状を伴うことがあります。
外見からは分からないため、医療機関などでの骨密度検査で早めに処置する事が大切です。
慢性肝臓病
慢性肝臓病とは、特にB型・C型肝炎にかかったかたに多く見られる肝臓に慢性的な炎症を起こす疾患です。
原因によって治療法が異なりますが、放置しておくと重篤な別の疾患につながることがありますので、早期発見・早期治療が大切です。
慢性腎臓病
慢性腎臓病とは、腎臓の働きに異常をきたしている疾患で、腎臓の働きが健康時の60%未満まで低下してしまったり、その影響からタンパク尿が出たりします。
各種検査方法について

レントゲン検査
X線を照射し、体の内部を見る画像検査です。
胸部や腹部や骨の異常が考えられる際に使用し、白黒の画像で患部に異常がないかを確認することが出来ます。
検査自体も即日で結果が分かるため、広く使用されている画像検査方法です。

院内迅速血液検査
院内迅速血液検査とは、外部機関に検査を依頼するのではなく、院内にて検査が実施できるため、迅速な検査結果のお伝えが可能な検査方法です。
糖尿病の指標である血糖値・HLA1Cと感染症の指標である血算(白血球・赤血球・血小板)・CRP(炎症反応)が約5分間で測定できます。

院内迅速尿検査
尿検査とは、主に尿に含まれるタンパクや血液や糖などを調べ、病気の兆候がないかなどを検査する方法です。
痛みを伴う事もないため、患者様に負担を与えない検査方法です。
従来の目視ではなく、専用の検査器を使用して精密に測定します。

肺機能検査
肺機能測定とは、肺活量や1秒量に異常がないか確認する検査方法です。
測定機器に力いっぱい息を吐き出し、吸いこんだ空気の量、吐き出した空気の量、1回の呼吸の長さなどから肺の機能が正常なのかどうかを判断することが出来ます。
気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器系の疾患が疑われる時に行います。

心電図
心電図とは、心臓の動きを波形として表す検査です。
心臓が動く際に発生する微弱な電流をとらえることで、現れる波形から、心臓の動きに異常がないかをみることが出来ます。
不整脈や狭心症や心筋梗塞のような循環器疾患が疑われる際に使用します。

エコー検査
エコー検査とは、超音波を照射し、その反射をとらえて映像化する事で、患部の状態を確認する検査方法です。
放射線による被爆や、痛みに耐える心配もなく、妊婦の方にも使用できるほどの患者様への負担が少ない検査です。
心臓・胸部臓器、不整脈、甲状腺などを検査できます。

終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)
終夜睡眠ポリグラフィー検査とは、睡眠時の様々な体の状態を測定する検査方法です。
測定する項目としては、脳波・眼球運動・心電図・筋電図・呼吸曲線・いびき・動脈血酸素飽和度といった生体活動があり、睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害などの睡眠障害が疑われる際に行います。

骨密度測定
骨密度が正常な範囲にあるかを測定するための検査方法です。
骨を構成するカルシウムなどのミネラル分の量を測定する事で骨密度が正常な範囲にあるかが分かります。
骨粗鬆症が疑われる場合などに行う検査です。

呼気NO(一酸化炭素)測定
呼気中に含まれる一酸化炭素の濃度を測定します。
気管支喘息や咳喘息などによる気道炎症の有無を診断します。