House Call
訪問診療
往診・在宅診療について
当院では、水曜日・金曜日に往診や、在宅診療を行っております。
寝たきり状態の方や、何らかのご事情でクリニックまで来ていただく事が困難な方は、ぜひご相談ください。無理に通院を続けることで、逆に症状を悪化させたり、付き添ってくれるご家族様の負担になるケースは多くあります。
在宅医療をご利用の患者さまには24時間365日電話でのご対応を行っております。
容体の急変に伴い、医師が入院が必要と判断した場合の入院の手配もおこなっております。
在宅医療では主に、全身の診察を基本とし、お薬の処方、点滴、経管栄養、酸素療法などの医療措置が行えます。
住み慣れたお住まいで安心して療養生活を送っていただき、ご家族様のご負担の軽減となるよう努めております。
お困りごとがあればお気軽にご相談ください。
往診と在宅診療の違い
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往診
往診とは、何らかの突発的な理由で臨時に医師に来てもらって診療を受けることを指します。
継続して診てもらうのではなく、必要な時にだけ受ける診療を致します。 -
在宅診療(訪問診療)
在宅診療(訪問診療)とは、お一人で通院が困難な患者様に医師が定期的にご自宅を訪問し、診療を行う事です。
訪問した医師は計画的に治療・健康管理などを行い、コメディカルと一緒にチームで患者様の管理を行います。
在宅診療を
ご利用いただける方
- 病院への通院が困難な方
- 自宅療養を希望される方
- ガンなどにより、今後通院が困難になると予想される方
在宅診療ご利用まで
お申込み・ご相談方法
まずは下記の番号までお電話ください。
その後、クリニックにご来院いただき、これまでの治療経過などのお話を詳しくお伺いし、在宅医療の方針、日程などなどのご相談を行います。
在宅医療にかかる費用のご説明も併せてお伝えいたしますので、ご不明点などがあれば気兼ねなくお伺いください。
ご来院時にお持ちいただくもの
- 他院通院中の方は「診療情報提供書」(あれば)
- お薬手帳
- 健康保険証、福祉医療受給者証、公費各受給者証、限度額適用・標準負担額減額認定証、介護保険被保険者証、介護保険負担割合証 など
- 身体障害者手帳(あれば)
診療内容
下記のような症状・疾患の方の在宅診療が対応可能です。
掲載例以外の症状・疾患でも診療可能なものが多くございますので、記載がない場合でも一度お問い合わせください。
看取り
末期がん
末期がんになり、治療が出来なくなった患者様に残された時間を、ご自宅で過ごしていただくために医療サポートを提供します。
抗がん剤治療中の全身状態管理、不調時の対応なども承っております。
がんの痛みや苦しみを緩和することを目的とし、治療とは異なった医療ケアを提供します。
老衰
天寿を迎えつつあるご高齢者様も訪問診療の対象になることがあります。
お年を召されるとともに体が悪くなり、通院も困難というようなケースが該当します。
食事や痰を飲み込みできず肺炎を起こし、命取りになったりするため、肺炎予防のための予防接種や生活指導、内服加療などを行います。
通院困難な疾患
認知症
認知症の影響で道に迷い、ひとりでの外出が困難となるなど、通院が困難になるケースでも訪問診療をご利用いただけます。
神経難病(筋ジストロフィー症やパーキンソン病など)
パーキンソン病などで、歩行が困難になるなどで通院が困難な方も訪問診療をご利用いただくことが出来ます。
その他の対応可能な処置や管理
- 癌の疼痛や抗がん剤による
症状緩和 - お看取り
- 在宅酸素療法
- 人工呼吸器
- 気管カニュレ管理
- 中心静脈栄養
(CVポート管理) - 経管栄養
(胃瘻管理) - 膀胱留置カテーテル
- 人工肛門(ストーマ)管理
- 内服管理・処方調整
- 各種ドレーン
- 腹水穿刺
- 麻薬管理
(持続皮下注含む) - 褥瘡(床ずれ)
- 在宅自己注射
(インスリンなど) - トリガーポイント注射
- 各種予防接種
- 肺炎の治療・予防
- 高齢者の体調管理
※上記に当てはまらない方も一度当院までご相談ください。
ケアマネージャーの方や
医療関係者様へ
退院は出来るが、その後の通院に不安のある患者様や、介護施設に入所中の方で訪問診療を検討されている場合でも、お気軽にご相談願います。可能な限り施設の体制や事情に即して、持続可能な訪問診療を提供できるようにしております。
必要があれば、退院カンファレンスなどにも参加することが出来ますので、遠慮なくご相談ください。